中古で二ダボを購入してODOメーターは24,660km
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フォークオイルの交換理由は2つあります。
・2万キロがどのくらいのオイル状況なのか興味があった
・フィーリングの変化を感じ取れるのか
です。
ホイール外し方
まず、キャリパーボルト(12ミリ)とアクスルボルトのナット(22ミリ)を緩めます。
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続いて、割締めボルトを緩めます。
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これで、アクスルボルトは抜けます。
この時フェンダーのボルトも外しておきます。
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キャリパーを外す際にスムーズに外れなかったので、後でキャリパーの清掃と潤滑を行います。
なかなか汚れています。
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次にあらかじめトップキャップを緩めておきます。
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先に緩めておくのはトップブリッジがアウターチューブを握っているため緩めやすいからです。
ここで、緩める工具として使用するのがこちら
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8角の41ミリレンチです。
わざわざ買いました。
トップキャップはアルミでかなりなめやすいので、専用工具をオススメします。
レンチを使用し少しだけ緩めます。
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次にボトムブリッジのボルト14ミリを緩めます。
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次にトップブリッジのボルト2本ヘックス6ミリを緩めてフォークを下に抜き取ります。
この時、ハンドルがカウルに接触する恐れがありますので、傷防止でクッション材を挟みました。
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フォークを抜き取ったら、インナーチューブの清掃をします。
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錆がありましたので、2000番ペーパーで研磨しました。
研磨後は汚れをキレイに拭き取り、インナーチューブにシリコングリスを薄く均等に塗っておきます。
右側フォークオイルの交換
ではまず右側のフォークオイルを交換します。
ちなみに右側と左側で多少中身の構造が違います。
先に緩めておいたトップキャップを完全に緩めて、アウターチューブを下に下げます。
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先ほど清掃と研磨したのは、この時にアウターチューブ内のシール材をゴミや錆で傷つけないようにするためです。
またインナーチューブに塗ったシリコングリスでシール材を保護します。
この後にバネを上から押さえますが、スプリングコンプレッサーという専用工具を使用します。
自立しないので、自作のカートの柱に捕縛して使用しました。
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このコンプレッサーを使用し、フォーク内のバネを縮めます。
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縮めて中のCクリップを外します。(バネを縮めないとCクリップにテンションがかかります。)
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ピックアップツールを2つ使用し外しました。
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Cクリップが外れると、フォークの中身が出てきます。
上から順に、ロッド(写真左)→スプリング(写真右)→カラー(写真真ん中)です。
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ちなみに、オイルの新旧比較です。
![](https://tool-loom.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG_5191.jpg)
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黒ずんでいることがわかります。
さらに、フォークの中を見ると、底にヘドロがいました。
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ロングドライバー等を使用し、ここも清掃します。
清掃が終わったら、新品オイルを入れて油面調整です。
オイルは純正オイルを使用しました。
オイルは375ccで油面は155ミリです。
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最後にフォーク内のパーツを取り出した逆の順で入れていきます。
カラー→スプリング→ロッド→Cクリップの順です。
※スプリングはピッチが小さいほうがタイヤ側になります。
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Cクリップまで付けました。
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トップキャップはレンチを使用し軽く締めておきます。
フォークを車体に装着し、トップキャップを本締めします。
20Nm
最後に突き出し量を調整します。
外す前の値と同じ値で調整しました。
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位置が決まればボトムブリッジを本締めします。
35Nm
トップブリッジを本締めします。
26Nm
左側フォークのオイル交換
右側同様フォークを車体から外し、トップキャップを緩めてアウターチューブを下げます。
カラーに穴があるので、コンプレッサーのボルトを左右から突っ込み、バネを縮めます。
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バネを縮めると、トップキャップを止めているロックナットが出てくるのでこれを緩めます。
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ロックナットを緩めるとトップキャップを外せます。
トップキャップを外すと、C型のストッパーを外します。
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ストッパーが外れると、中のパーツが取り出せます。
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ドレンボルトを外してないため、ダンパーはインナーチューブから取り出せません。
中に見えるのがダンパーです。
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今回はオイルの交換のみなので、取り外さずにオイル交換します。
逆さまにして、しばらく放置します。
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左側同様少し黒ずんでいました。
オイル交換を終え、油面調整です。
左側は
油量294ccで油面は136ミリです。
オイルを入れたらエア抜きをします。
ダンパーの先端を掴んで、上下に動かしてエアーを抜きます。
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エア抜き後は油面調整し、各パーツを元に戻します。
この時スプリングを入れたら、ダンパーの先端をラジオペンチ等でつまんで下に下がらないようにしておきます。
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この状態でカラーとC型のストッパーを入れます。
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最後にトップキャップを締めて、ロックナットで固定します。
締め付けトルク
20Nm
あとは右側と同様にトップキャップをアウターチューブに締め付けて、車体に取り付けます。
ホイール取り付け
左右のフォークを車体に取り付けたら、フェンダーとキャリパー(12ミリ)を取り付けます。
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30Nm
キャリパーでホイールを傷つけないように注意しながらホイールをフォークの間に入れ込みます。
アクスルシャフトを入れて、22ミリナットで締め付けます。
締め付けトルク
59Nm
割締めボルトはまだ締め付けずに、フロントスタンドを使ってフロントタイヤを地面に接地させたり浮かせたりを何度かします。
こうすることでアクスルシャフトのセンター出しを行い、割締めを締め付けます。
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締め付けトルク
22Nm
オイル交換の効果確認
作業が終了しテスト走行しました。
正直変化はわかりませんでした。
サーキットでガッツリFブレーキをかけると変化を感じるのかもしれません。
来シーズンの走行会で試してみたいと思います。
変化はよくわかりませんでしたが、気持ち的にオイルがリフレッシュできたので、二ダボが若返ったような気がします。
メンテナンスはいまいち車体の変化がわかりにくいものですが、オーナー的には気持ちがリフレッシュできた気がするのでどっちかというと気持ちの変化を楽しめると思います。
(純正オイルじゃなくていいオイルを入れて走った時の気持ちと同じような感じ)
今後もまだまだ二ダボをいじっていきたいと思っています
希望は以下4点
・エキパイを変える
・アンダーカウルをレース用に変える
・シングルシートカウルをつけるか、DIYで製作する
・クイックシフターを取り付ける
いずれもお金がかかります。
この希望を叶えられたときはまた記事にしようと思います。
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