サンバートランポ活用術

車、バイク関係

今回トランポ用の車としてサンバー購入を検討している方に向けて情報を発信します。

結論から言うと、サンバーの購入はアリだと思います。

その理由を以下の項目ごとに解説します。

トランポ時も2名乗車が可能!?

~運転手1名、助手席1名が乗車するための一工夫~

サンバーをトランポ用として購入するか検討している方の場合

・おそらく荷室の広さ
・車両価格の安さ
・維持費の安さ

などが主な理由だと思います。

私も、購入を検討していた時はこの3つの条件がありました。数ある軽バンの中で、サンバーを選ぶ決め手となった理由が、2名乗車ができるという点です。

では、2名乗車を可能とするための積み方を解説します。

ポイントになるのが、バイクのフロントタイヤを運転席と助手席の間から出すということです。

こうすることで、バイクが少し前に行くためサンバーの後ろ扉との間にスペースができます。
私も購入するか検討する段階で気になっていたのがココ!!

フロントタイヤがドリンクホルダーにあたるまで前進した場合、後ろに何ミリスペースができるかということ。

このドリンクホルダーの高さが分かれば、あとは測定するだけで後ろのスペースが何ミリできるかがわかります。

ココの高さを教えちゃいます。

はい、100mmです。

続いて、何ミリタイヤが前に出るかを測定します。

測定方法は、図1に表したようにFタイヤを垂直の壁にあてた場合のxの距離を測定し、このxをバイクの全長から引くと後ろにできるスペースがわかります

                    図1

実際に測定してみましょう。
写真のように100mmの高さに切った段ボールをタイヤにあてたときの壁までの距離を測定します。

xは 60mmでした。
私の乗っているCBR250RR の全長は、1997mm(フェンダーレスのためFタイヤからRタイヤまでの長さ)ですので、1997mmー60mm= 1937mm

サンバーの荷室の奥行は、ドリンクホルダーのタイヤ接地部からだと約2050mmであることからCBR250RRはトランポ可能ということになります。

2050mmー1937mm=113mmが後ろに空くスペースになります。

実際に測定すると

約110mmのクリアランス
理論値と測定値の誤差は3mm

このドリンクホルダーの高さが分かったことで、事前にトランポができるかできないかがわかると思います。

4分でトランポ完了

~トランポを時短にするための一工夫~

次にトランポを時短にするための一工夫として2つあります。

1つ目はラダーレールの設置方法です。

サンバーの場合、写真の用に後ろの扉のフックにラダーレールをひっかけることによって、バイクのエンジンパワーによるラダーレールがずり落ちるのを防いでくれます。
通常はラッシングベルトで固定しますが、この固定作業がない分時短が可能になります。

2つ目は、ラダーレール設置位置の延長線上には運転席と助手席の間にバイクが来るようになっているため、バイクを積んだ後にバイクを動かす必要がないことも時短につながります。

3つ目は、ラダーレール購入時についてくるラッシングベルト(赤いベルト)は、バイクを積み込んだ後に、クイックにバイクを仮固定するために使用します。

このラッシングベルトはワンウェイになっており、ベルトを引っ張るだけで仮固定ができ、かなり便利です。

仮固定が必要な理由は、狭い車内空間の中で、バイクを支えながらタイダウンを扱うとやりづらく、時間がかかってしまいます。
仮固定し、車外から本固定すると楽に素早く固定できます。

本格的にタイダウンベルトで固定する箇所は、

フロントはハンドルと運転席、助手席のボルトをアイボルトに変えた箇所。

リアは仮固定した箇所と同じ箇所(シートベルト根本の金具)で固定します。

最後に走行中に極力バイクが動かないように、Fタイヤの後ろにタイヤストッパーを置くとトランポ完了です。

この工夫でトランポ完了まで約4分でした。

室内空間の活用術

~荷物積み込み時の一工夫~

前述した内容を踏まえ、室内空間の活用術です。

まず、写真で違和感があるところはラダーレールが立ててあるところだと思います。
た立てて積む理由は3つあります。

理由1つ目は、寝かせて積んだ場合車を運転すると走行中の揺れで、ラダーレールが振動し、ガチャガチャ音がうるさいからです。これは立てて積み込むことで、解消されました。

ラダーレールを積む際は、車側にゴム素材のものを張り付けて振動を防止しています。

理由2つ目は、空間を広く使うことができるためです。縦に積み込むことで、ラダーレールよりも前にはスペースができ、ヘルメットなどの荷物を入れることができます。

理由3つ目は、ラダーレールを設置または撤去する際に、ラダーレールを持ち替える必要がないということです。例えば撤去時、ラダーレール右側面を持って折り畳み、そのまま縦に積み込むことができます。これは個人的にかなりいいアイディアだと思っています。

サンバーのメリット・デメリット

~サンバーのメリット

私が思うサンバーのメリットは、主に3つあります。

1つ目、お財布に優しい
車両価格も含めて維持費も安いことから、トランポ初心者にはかなりいい車だと思います。
私が購入したサンバーは平成19年式で59,000kmで買いました。価格は総額約40万。
なんと二ダボのほうが高いという、、、(二ダボは60万)
燃費も約18km/Lくらいで、なかなかいいと思います。

2つ目、乗りやすい
初めて運転席に座った瞬間に、かなり見やすいと感じました。座席に座った感じも椅子に座る感じで、疲労感を感じにくいと思います。
運転中も小回りが利くため、かなり運転しやすいです。

3つ目、広い
荷室の広さは軽バンにしてはかなり広いと思います。
数年前このサンバーで大人2人で車中泊の旅に出たときは、料理も睡眠も問題なく行えました。かなり快適な旅だったと思います。

サンバーのデメリット

逆にデメリットと感じることは主に3つあります。

1つ目、サンバー特有の持病オイルパン付近のオイルにじみ
サンバーはよく起こるみたいです。実際に私のサンバーもこの症状が出ました。オイルが減るほど漏れていないので、重症ではないですが、修理となると各パーツを外し重整備となるため、修繕金額も高額になります。仕方なく放置してます。
走行自体にそこまで支障はないですが、気分的にはなんか嫌な感じです。

2つ目、馬力が非力
サーキットに行く際、大人2人プラスバイクとなるとなかなかの重量になります。
高速走行時や上り坂では、パワーのなさを顕著に感じることができるので、ミニバンやハイエースへの憧れという煩悩が出てきます。

3つ目、エアコンが非力
エアコンもまた、真夏にはなかなか冷えにくいです。特に車を停車させ、アイドリング状態でエアコンを使用する場合は、走行時に比べてなかなか冷えません。

コメント

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